黒田歯科医院

親知らずとは20歳前後に生える第三大臼歯のことです。 平均寿命が短かった昔、親が死んでから生えてきた事に由来します。

昔に比べ噛む回数が減り、人類の顎の骨や歯は退化傾向にあります。 その為、歯の数や大きさはそれほど変わらないのに顎の骨は小さくなっており、 第三大臼歯の生えるスペースが狭くなってきて傾斜したり、 水平に生えてきたりするようになりました。 その為、他の歯よりも磨きにくいので、むし歯や歯肉炎を引き起こしたり、 舌や頬粘膜を噛んだりします。 あるいは、生える力によって智歯より前方部にある歯が圧迫され、 歯列の不正を引き起こすことがあります。

虫歯は、遺伝的な傾向が小さく、歯周病はこれより大きいと言えます。 ただ、歯の形・大きさは遺伝します。 例えば、顎が小さいのに歯が大きいため、歯並びが悪くなって、虫歯になりやすい、 というケースはあります。 どちらかというと出生後の習慣によって虫歯になりやすいので注意してください。

これはズバリ付きます。 歯の変色は、色が着色している場合と、歯そのものが変色している場合があります。 歯の磨き方が悪いと、色がつくことがあります。 歯の表面にこびりつく歯垢や歯石に食品の色素が染み込むためです。 コーヒーやお茶に含まれるタンニン、煙草のタールなどが着色物質です。 これらは、歯科医院でクリーニングすることにより除去できます。